ナッツ北原の絶叫黙示録

ナッツ北原のちゃんとした記事

今日の一曲 "What A Fool Believes"

 久しぶりに書きたくなってので、平日の夜に記事を書いてみる。アメリカのソウルシンガーMichael McDonald(マイケルマクドナルド)とロックバンド Doobie Brothers (ドゥービーブラザーズ)とのシングルヒットであるこの曲は78年発の同バンドのアルバムMinute By Minute で発売されてから1週間もの間当時のビルボードの頂点に登り詰め、グラミー賞も獲得した。内容は、ある男が意中の女性と再会してもう一度ロマンティックな関係を結ぼうと切望するがそんなものはもともと存在しなかったという事実に気づいた、というものだ。悲しげなイントロにも納得がいく。この曲は父親のお気に入りのナンバーの1つで、昔聴いていた時はマイケルマクドナルドのハイトーンな声が子供の耳には珍しく、どんな人間が歌っているのか不思議でしょうがなかった。それはマイケルマクドナルドに限らず、日本人の子供にとって海外のアーティストの声はどれも特徴的で歌っている人の姿が想像もつかないものではないのだろうか。私は当時、NHKで「にほんごであそぼ」、という番組で小錦をよく見ていたのでこの曲もきっと小錦みたいな人が歌っているに違いないと類推していたが、どうやらそれは間違いだったようだ。

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ソウルフルな声の持ち主はこの人だと信じ込んでいた。