ナッツ北原の絶叫黙示録

ナッツ北原のちゃんとした記事

今日の一曲 "The River Must Flow"

 今日紹介するのはカナダ出身のイタリア系シンガー Gino Vannelli の6作目のアルバム

Brother To Brother の2番目の曲 "The River Must Flow"  この曲も父親のお気に入りだ。このシンガーは自分が聴いたきた中でもトップクラスに歌が上手だと思う。バンドの演奏力(特にドラムがいい)や曲の構成も申し分ないし、この名作が埋まるのはもったいないと感じる。また全体的に愛について歌っている曲ばかりで、このあたりは文化の違いも実感しやすいと思った。7番目の "Wheels Of Life"もおすすめの1つで、壮大なラブソングだ。ちなみに私の人生の歯車はというと、ずっと狂いっぱなしだ。というか今は動いていない。

f:id:nutskitahara:20200528013025j:plain

兄弟から兄弟へとつながる絆

 

今日の一曲 "On The Beach"

 今日の一曲はカナダで最も偉大とされるギタリスト兼音楽プロデューサーの Neil Young の5作目のソロ・アルバム On The Beach より6曲目のタイトルトラック "On The Beach"を紹介する。友達のバンドメンバーをなくした彼が失意を胸に書き上げた曲で、厭世的なメロディーと悲哀を感じる歌詞が聴くものに寄り添う。気だるげなボーカルもいい。どうしても嫌なことがあったらこの曲を聴くことにしよう。

f:id:nutskitahara:20200526032631p:plain

家に飾りたい。

youtu.be

 

今日の一曲 "Shine On"

今日の一曲はカリフォルニア州生まれの作曲家 George Duke の人気作 Dream On の1番目の曲 "Shine On" 82年発のアルバムで、ディスコブームが到来していた時期でもある。この作品は父親がたまにレコードで聴いていたが、曲名が思い出せなかった。それでも、 Shine On!! という力強いボーカルが記憶に残っていたので、Youtubeで検索をかけたらヒットした。ピアノの軽やかなメロディーとギターのメロディーが奏でるハーモニーが気持ちよく、聴いたら忘れられない。

f:id:nutskitahara:20200525000124j:plain

アートワークもかっこいい。この楽器なんていうんだ?

 

今日の一曲 "I'd Be A Fool Right Now"

もうお気づきかもしれないが、今日の一曲を投稿するということは私のネタ切れを意味する。今回紹介するのはご存じアメリカが誇る伝説のミュージシャン Stevie Wonder

1968年発のアルバム For Once In My Life の8曲目の曲 "I'd Be A Fool Right Now" だ。

この曲は父親の持っている何枚かの Stevie Wonder のアルバムのうちの1枚で 、最近になってその名前がわかった。この曲はキャッチーなサビと情熱的な歌詞が特徴的で彼のヒット作と比べても全く遜色ないが、アルバム自体の影が薄い(初期の作品で、音質もあまりよくない)せいか知名度はいまいちである。また、あまり聴いたことがないという人は最高傑作のアルバム Songs In The Key Of Life に1度しっかり耳を通すことをお勧めする。

youtu.be

今日の一曲 "A Sprinkling Of Clouds"

 今日紹介するのはまたも70年代のフランス・イギリス混成グループGongの三部作のアルバム群「Radio Gnome Invisible」の三作目 You の5曲目 "A Sprinkling Of Clouds"

ジャンルはサイケデリックあるいはスペースロック。

シンセサイザーの幻想的なシーケンスにベース、ドラムと音が加わり、盛り上がっていく。暴れるギターにサックスやフルートが切り込んで、最後は天国に到着する。そんな昇天するような感覚を味わえる。麻薬なしでは作れない音楽。

f:id:nutskitahara:20200518060926j:plain

ピラミッドと月

 

今日の一曲 "My Head Is My Only House Unless It Rains"

おすすめの曲を紹介したい。アメリカのブルースシンガーDon Van Vliet 率いるバンド Captain beefheart and his magic band が実験的な方向から外れて、初めてセールスを意識したアルバムを作成した。その中で自分が気に入った曲が5番目のこの曲だ。非常にシンプルな曲構成だが、流れるようなギターフレーズの変化とソウルフルな歌声が心地よく美しい。何度も聴いてしまう魅力がある。
好きな歌詞は
"My arms are just two things in the way till I can wrap them around you."
という部分。

f:id:nutskitahara:20200516102633j:plain
シンプルでかっこいいカバー

ラチェット&クランク1 ~ナッツ北原のゲーム列伝~

 

f:id:nutskitahara:20200514144257j:plain

後の作品に比べてあまり魅力を感じないカバー。日本向けではない。

 ラチェット&クランクインソムニアックゲームズから2002年にPS2から発売されて以降、PS4のラチェット&クランク THE GAMEまで続く人気ビデオゲームシリーズである。基本は敵を倒しながら進んでいくオープンワールドのアクションゲームで、要所要所でレースゲームやパズルゲームの要素が加わってくる。舞台は宇宙の中の銀河系の1つで絶滅寸前の生き物ロンバックスの生き残りラチェットと惑星カルトゥの見張りロボ工場から逃げ出したロボットのクランクが力を合わせて銀河の危機を救うストーリーだ。私が人生で初めて経験したビデオゲームのうちの1つで、PS2との同梱版を兄が購入してもらっていたことが記憶に残っている。私はこのシリーズの1~3作目が特に好きだ。今回はラチェット&クランクのデビュー作について語っていこう。

このゲームはシリーズの中でも特に、

  • ゲーム内のステージやBGMやストーリーが暗い。
  • ステージ攻略やボス戦の難易度が高い。
  • スキルポイントの取り方が難解。

ゲームとして成熟しきっていないとも言えるが、逆にこの作品だけにしかない良さがあるとも言える。ラチェットが宇宙のヒーローキャプテン・クォークに憧れ続けた末に裏切られてクランクと喧嘩するような筋書きは珍しくて、後のラチェット&クランクシリーズにはあまり見られない。(PS3のFUTUREまでしかやってないから断言できないが)

ラチェット&クランクシリーズの特徴に、ガラメカと呼ばれる多種多様な武器があるが今作に登場するシャベルスピークという武器は面白さという点ではシリーズで群を抜いている。その名の通りおかしな音を出して敵キャラクターをおびき寄せる武器で、当たるとダメージを受けるゲートの向こう側にいる敵をおびき寄せて倒したり、スイッチに敵をおびき寄せて踏ませることによってゲートを解除させるといった面白いギミックがあった。単純な攻撃ではなく、敵を利用するという要素がユニークで私のお気に入りのガラメカである。

 ラチェット&クランク1はBGMもクオリティが高く、特に今作は自分好みの音楽が多いため、ぜひ聴いてもらいたい。お勧めは惑星ユードラ、カルトゥとBBステーション、ムーンベースG。とりあえずムーンベースGだけ貼っておく。

youtu.be